愛知県稲沢市の国府宮(こうのみや)神社から一宮市の真清田(ますみだ)神社まで歩きました。約9㎞のウォーキングです。信仰心のない私は、両方とも初めてで、とても立派なことに驚きました。国府宮神社のこの楼門は室町時代初期の建物で、日光東照宮陽明門のような細かい木組みでできた精巧な建造物です。その両側に浅草寺の入口にあるような大きな提灯が付いています。
ここでふと、尾張国の総社である国府宮神社とこのあと参拝する一宮市の真清田神社との関係はどうなのかと疑問がわきましたので調べました。元々尾張国には一宮として真清田神社(一宮市)、二宮として大縣(おおがた)神社(犬山市)、三宮として熱田神宮(名古屋市)があり、国司はこれらの神社を順に参拝するのが大事な任務になります。ところが今と違い、交通機関のない昔の人はこの移動がとても大変でした。そこで中間地点で一宮の近くにそれらの代表として総社を置き、そこを参拝して全部回ったことにしようと考えました。その総社が国府宮神社というわけです。
すごく乱暴な話で、こんなことで良いのかとも思いますが、昔の人は例えば、四国巡拝は大変なので、それぞれの地方のお寺を巡ってその代わりにしようとか、富士山登山は大変だから近くに富士塚と呼ばれる小山を作ってそこに登って富士山を参拝したことにしようとか、身近なことで代用することが結構あったようです。

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