2025年2月12日水曜日

早春賦 春は名のみの 風の寒さや



  この時季になると、思い起こされる唄があります。それがこの「早春賦」です。戦前は小学校唱歌だったので、日本人なら誰でも知っている唄だったと思いますが、今では小学校でも教えず、子ども向けの歌集にも載っていないし、何より文語調の歌詞のため、ご存知の方は少ないと思います。私も大人になってから知りました。

 しかし、ちょうど今の季節の情景と人々の気持ちを巧みに表現した素晴らしい唄ですので、ぜひ、ご参考にしていただけるとうれしく思います。

 <大まかな内容>

 立春を過ぎて春になったとはいえ、風は寒く、谷のウグイスもまだ歌わない

 氷は溶け葦は芽吹く、もう春かと思ったが、今日も昨日も雪模様だ

 春だと聞かなければ気づかなかったのに、知ってしまっては落ち着かない

 この気持ちをどうしたら良いのか この季節は


<歌詞>

春は名のみの風の寒さや

谷の鶯 歌は思えど

時にあらずと 声も立てず

時にあらずと 声も立てず


氷解け去り葦は角ぐむ

さては時ぞと 思うあやにく

今日もきのうも 雪の空

今日もきのうも 雪の空


春と聞かねば知らでありしを

聞けば急かるる 胸の思を

いかにせよとの この頃か

いかにせよとの この頃か


<YouTube>

https://youtu.be/gxrFTxd-NgA

0 件のコメント:

コメントを投稿