2025年11月5日水曜日

副議長 「人知らずして うらみず」と 謙虚な心 町の安全


 全く信じられないニュースを見ました。北海道積丹町で9月27日に、町議会副議長の海田一時氏の自宅近くに設置された箱罠に、体重284キロの巨大なヒグマが捕獲された際、地元猟友会の人が氏名を尋ねたところ、「誰にものを言っているのか」と怒りだし、その上、危険なのでその場を離れるように言うと、それを拒否。その上「こんなに人数が必要なのか。金もらえるからだろ。俺にそんなことするなら駆除もさせないようにするし、議会で予算も減らすからな。辞めさせてやる」と言い放ったそうです。それに激怒した猟友会は、その後の度重なる熊の出没による駆除依頼を「謝罪をしない限り出動しない」と拒否。さらに、それに対して副議長は「俺は悪くない」と謝罪を拒否して、事態が暗礁に乗り上げたままになってしまいました。
そんな中、積丹町の役場への爆破予告があり、地元の子供や大人たちが楽しみに準備してきた「積丹町文化祭」が急きょ中止に追い込まれたそうです。地元の人たちがかわいそうです。

そもそも、猟友会の人が副議長の顔を知らないからと言って怒り出すのが情けない。中学校の国語の教科書にも出てくる「論語」の中で孔子が「人知らずしてうらみず、これ君子ならずや」と言っています。「人が自分のことを知らないからと言って怒らない(人が知らないのはまだ、自分の徳が足らないからだ)。それが、徳の高い人だ」という意味です。自分のことを知らないのは、まだ、自分の努力や実績が足らないからだと考え、さらに研鑽を高めていけば良いのです。それを怒りだして、その上、お金が…とか、辞めさせてやる…とか、論外です。猟友会の人が1回出動して得られるお金は、3000円程度だそうで、その程度のお金で町民の命を守ってくれているのはありがたいことです。それに全国的にハンターが減っている現状でこの人たちを辞めさせたら、その後のなり手はいません。お山の大将のような下らないプライドを捨てて、感謝の気持ちを持って謝罪すべきです。それが、町を守る町議会の副議長のすべきことです。また、爆破予告をした人も、頭にきたとは思いますが、もう少し冷静に対処して欲しいと思います。

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