これは中学校の国語の教科書にも出てくる伊勢物語の中の有名な歌です。主人公の在原業平(ありわらのなりひら)が愛知県知立市の無量寿寺まで来て、かきつばたを愛でながら詠みました。意味は、「(唐衣は着るの枕詞、)着慣れた服の袖のように、慣れ親しんだ妻(つまは着物の袖と妻の掛詞)を思い出すと、はるばる京都から遠くに来たことに思いをはせ、また(今のように連絡を取る手段が何もないので)妻の安否が気にかかる」といったところでしょうか。平安時代の人は健脚ですね。そして、この歌の各句の最初の文字を並べると「かきつばた」となる折句(おりく)という技法が使ってあるのもすごいです。
この無量寿寺が家の近所にあり、先日散歩に行ったところ、かきつばたが見頃になっていました。お寺の境内に本当にたくさんのかきつばたが咲き乱れ、とても良いところです。

0 件のコメント:
コメントを投稿