中学校の古典の学習で「伊勢物語」を学習したことがあると思います。その中に「からころも きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる たびをしぞおもふ」という歌があったと思います。「(何度も着て身になじんだ)唐衣のように、(長年なれ親しんだ)妻が(都に)いるので、(その妻を残したまま)はるばる来てしまった旅(のわびしさ)を、しみじみと思うことです。」という意味で、各句の最初の文字を集めると「かきつばた」になるという折句という技法が使われています。
この歌の歌われたのが、今の愛知県知立市の無量寿寺というお寺で、わが家から歩いて30分ほどの所にあります。昨日見に行きましたが、ちょうど満開で、数数えられないほどのかきつばたが咲き誇っていました。平安時代初め頃に作られた伊勢物語の時代から延々1200年ほど咲き続いていることになります。
お近くの方は是非どうぞ。名古屋鉄道三河線の三河八橋という駅からすぐです。

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