2025年12月14日日曜日

沖めざし どこへ行くのか 鴨の群れ


 一昨日、知多半島の先端、美浜町のオレンジラインに行きました。オレンジラインは知多半島を横断する約10㎞のハイキングコースで紅葉の山の中を歩く素敵な道でした。

そのスタート地点の河和口で三河湾を望むと、何千何万もの鴨の群れがいて、鰯の群れのように整然と列をなして固まっていました。まるで一つの生き物がどこかに向かって飛んでいくかのようです。小魚でも小鳥でも羽虫でも蝙蝠でもよくこういうかたまりを作ってうねうねと進んでいきますが、誰が指令やアドバイスを送るでもないのに、自然にこういう形になるのが本当に不思議です。

2025年12月13日土曜日

清洲城 ここから始まる 統一が


 愛知県清須市(清洲市ではない)にウォーキングに行きました。ここには織田信長の居城、清洲城があります。信長がここから桶狭間などの戦いに出て行ったり、徳川家康と同盟を結んだり(清洲同盟)、本能寺の変のあとここで秀吉などが跡継ぎを決める会議をしたり(清洲会議)歴史上有名な場所です。

その後、1610年尾張の中心が名古屋に変わり、名古屋城の資材として解体されてしまいます。

1989年(平成元年)再建されますが、設計図が残っていないので、想像上の形で鉄筋コンクリートで作られました。歴史的に考えてこんな立派な天守閣だったとは思えないのですが、単純にシンボルとして捉えれば良いのかなと思います。

2025年12月12日金曜日

ショッキング 今年の漢字 熊になる


 今日は「いいじいちじ(1212)」から漢字の日。そこで毎年この日に漢検主催で「今年の漢字」が京都・清水寺で発表されます。

今年の漢字は「熊」。連日のように熊の出没・被害のニュースが続きました。第2位は「米」(米の価格高騰、トランプ米大統領の訪日)、第3位は「高」(物価高、株高、高市首相就任)です。どれが選ばれてもおかしくないほど話題になりました。

来年は、もっと明るい話題で漢字が選ばれるとうれしいですね。

2025年12月11日木曜日

縄跳びを リズム良く跳ぶ 人生も


 昨日、勤務校で「なわとび記録会」という行事がありました。今は危険なので、マラソン大会とか駅伝大会とかやっている学校はほとんどなく、冬の行事は「なわとび大会」ぐらいでしょう。子供たちは、前跳びはもちろん、駆け足跳びとか、綾跳び、交差跳び、二重跳びなどいろいろな種目を器用に跳びます。昔、私の通った小学校ではなぜか行進ばかりしていて、縄跳びなどやったことがありません。そのため私はいまだに前跳び以外できません。自転車と同じで、幼少期の経験が大切な競技ですね。

子供たちが懸命に跳んでいる姿を見て、人の歩みに似ているなと感じました。一歩一歩の積み重ねが、人生を重ねていくことに繋がっている感じです。歩みを止めれば、そこで成長も止まってしまいます。子供たちはそれぞれの人生の目標に向かって、一歩ずつ着実に歩んでいってほしいものです。

2025年12月10日水曜日

晩秋の わずかに残る 柿狙い


 秋もすっかり深まり、冷たい空気が吹いています。校庭から見える柿の木に付いている柿もすっかり数を減らしまばらになってきました。少年がそれに気づき、一所懸命飛びつきますが、あとわずかのところで届きません。それでも何度も何度も飛びかかり悔しがります。大人なら初めから諦めるか、途中でくじけるかですが、この少年は、無心で挑戦し続けます。

こんなけなげな子供心を、私たちはもうすっかり忘れ去ってしまいましたね。

2025年12月9日火曜日

真珠湾 八十四年 悲劇から


 84年前、昭和16年12月8日、日本軍がハワイの真珠湾を奇襲攻撃し、たくさんの軍艦を沈め、悲劇の太平洋戦争が始まりました。アメリカ人はそのことから、"Remember Pearl Harbor"を合い言葉に卑怯者のジャップへの復讐に燃え、太平洋戦争に勝利しました。

卑怯者というのは、宣戦布告もなしにいきなり攻撃してきたことを指すのですが、日本軍は宣戦布告をしてすぐに攻撃する予定だったのが、手違いで宣戦布告が遅れて逆になってしまったようです。また、この攻撃に至るまでに、今の北朝鮮やロシアに対するように、日本への包囲網や石油などの禁輸政策などがあり、日本としてはどうしようもなく、「窮鼠猫をかむ」状態になっていたようです。そこに、軍部の暴走もあり、こんなことになってしまいました。だから、一概に日本ばかりを責めるのもどうかと思います。

いずれにしても、戦後80年間平和が続きましたが、最近、中国の動きが危うい感じがします。中国が動けば、北朝鮮・ロシアも同調するでしょう。そんな最悪の事態にならないように、心から祈っています。

2025年12月8日月曜日

魚狙う 鏡に映る かわせみが


 昨日、近所の洲原池にウォーキングに行ったときのこと。たくさんの鴨や鷺から少し離れたところに一羽のカワセミが枝に止まってじっと魚を狙っていました。

他の鳥に群れることなく、紅葉の中、ちょうど鏡のように水面に映り、えもいわれぬ美しさで孤高の存在感を醸し出していました。さすが、清流の女王です。

2025年12月7日日曜日

空気澄み 冬の御嶽 聳え立つ


 昨日、名古屋市の猪高緑地公園にウォーキングに行きました。小高い丘の展望台から、どーんと大きく白い御嶽山が見えました。関東の人たちにとっては冬に富士山がよく見えるのと同様に、愛知県からは冬になると真っ白い御嶽山がよく見えます。わがふるさとの母なる山という感じですね。

2025年12月6日土曜日

エジソンの 蓄音機鳴り 科学発展


 今日は音の記念日。発明王エジソンが1877年12月6日に蓄音機の録音・再生に成功した日だそうです。
エジソンは、白熱電球・活動写真・電話・電気鉄道など1300もの発明をし、今の科学の発展に大きく寄与したのは周知の通りです。彼は何でも知りたがりで、「粘土と粘土をあわせても大きな粘土になるだけなのに、1+1はなぜ2なの?」などと何でも疑問に思って質問を繰り返し、わずか3か月で小学校を退学になったそうです。その後は独学でたくさんの研究をして今に残る功績を残しました。
もし、彼が小学校を退学しなかったらこれらの発明はなかったかもしれません。「人間万事塞翁が馬」とはこのことでしょうね。

2025年12月5日金曜日

たくさんの 曲と悲劇の モーツァルト


 今日12月5日はモーツァルト忌。

モーツァルトは幼少期から父に連れられヨーロッパ諸国を巡り、各地で演奏旅行をし、多くの曲を作るなど、華々しい前半生を送ります。神童とか天才とか言われる、数多くのエピソードに彩られています。

しかし、後半生は信じられないほどの不遇。1791年12月5日の彼の死も誰にも看取られず、他殺なのか自殺なのか病死なのかその死因さえもいまだにわからないまま、35歳という若さで亡くなります。こんなに悲劇的な人は他にありません。

彼は生涯に名曲を数多く残し、音楽史に多大な影響を与えています。クラッシックなど聴かないよという人でも、実はたくさんの曲を耳にしたことがあるはずです。私も好きな曲は数多くあります。今も彼の「レクイエム」を聴きながら、彼の死を悼みつつこの文章を綴っています。

2025年12月4日木曜日

落ち葉たち 掃いても掃いても 舞い落ちる


 今の時期、学校では毎日の落ち葉が大量で、掃いても掃いても、次から次へと落ちてきます。勤務校では紅葉する気が多く、とてもきれいですが、掃除が大変です。

教室には入れない子が一生懸命手伝ってくれます。「休み時間に遊ぶより、こっちの方が楽しい」なんて言っていますが、ありがたく感じたり、これでいいのだろうかと考えたり、複雑な思いです。

2025年12月3日水曜日

木枯らしに 負けじと咲くよ 山茶花が


 花の少ないこの時期、わが家の玄関横の山茶花(さざんか)が咲き始めました。山茶花を見ながら、ふと懐かしい童謡を口ずさんでいました。

「山茶花山茶花咲いた道 たき火だたき火だ落ち葉だき 当たろうよ当たろうよ 霜焼けお手々がもうかゆい」(「たきび」という童謡の2番)

しかし、今では落ち葉を集めてたき火をすることはありません。昔はこのたき火の中にさつまいもを入れて焼き芋にしていましたね。甘くておいしかった。

霜焼けの子供は今は見ません。子供の頃はクラスで多くの子が霜焼けになっていました。なぜか女の子が多かったですね。栄養状態が悪かったのか、衛生状態が悪かったのか。私はなったことがありませんが、とても痛痒そうでかわいそうでした。

ふと、山茶花の歌を口ずさみながら、そんな昔のことを思い出してしまいました。

2025年12月2日火曜日

年早く 坊主が走る 師走なり


 時の経つのは早いもので、もう12月。師走です。

師走とは「師が走る」と書きますが、教師ではなくお坊様です。昔は年末になると各家庭で先祖供養のためお坊様を呼んでお経を上げていただいていたようです。あちらこちらで呼ばれるためお坊様は大忙し。普段おっとりしたお坊様も思わず走り回るほど忙しい時期だったのでしょう。旧暦の月の呼び名はいろいろありますが、師走は一番面白く、印象に残る呼び名ですね。

2025年12月1日月曜日

丸根砦 兵どもが 夢の跡


 愛知県は、日本のほぼ中央、東西の境に位置し、戦国時代の織田信長・豊臣秀吉・徳川家康(愛知県では三英傑と呼んでいる)の出身地。そのため各地に古戦場や城・砦などの史跡が残っています。昨日ウォーキングしたこの丸根砦もその一つ。

今川義元が西進し、天下を狙う途中にあった尾張・織田家。その激突が桶狭間の戦いでしたが、その前哨戦として、この丸根砦や鷲津砦、大高城の戦いがあります。しかし、今川家の人質となっていた徳川家康によって軽く一蹴され、その油断から今川家はすぐ近くの桶狭間で大敗を喫することになります。丸根砦の大敗が桶狭間の大勝の伏線になっていたのですね。

その丸根砦跡に行ってみますと、小山の茂みの上に「丸根砦戦殉難士之碑」があるだけで、昔の兵士の無念さを感じます。

2025年11月30日日曜日

イチョウの葉 チョウの如くに 舞い踊る


 昨日、愛知県稲沢市祖父江町でウォーキングしてきました。祖父江ぎんなんパークという広場で、「そぶえイチョウ黄葉まつり」が行われていて、車は渋滞、大勢の人出で、たくさんの屋台も出てとても賑わっていました。

58本もあるイチョウの木は見事に黄葉していて、それが太陽の光にきらきら輝いていました。偶然だと思いますが、イチョウの葉はチョウの形に似て、折からの風になびいて舞い踊っているようでした。

2025年11月29日土曜日

黒字化を 目指す商戦 ブラックフライデー


 今、ブラックフライデー商戦がたけなわで、連日、新聞チラシが真っ黒でなんか暗い気分になってしまいます。でもこれは、暗い気分というより、黒字化を目指すという前向きな意味が込められているそうです(あくまで、売り手の立場ですが)。

アメリカでサンクスギビングが、11月の第4木曜日に行われますが、翌日の金曜日に皆、買い物に出かけて大買いをするそうで、店の立場としてはここでそれまでの赤字を黒字に変えるチャンスと捉えて、大々的にセールを始めたそうです。だから、サンクスギビングとブラックフライデー(11月第4金曜日)は1セットになっています。

また、サンクスギビングの翌日、皆が買い物に出かけるため交通事故が増えて、警察官が暗い気分になる日という別の説もあるそうです。

2025年11月28日金曜日

収穫のお祝い サンクスギビングデー


 昨日は、サンクスギビングデーでした。日本語では感謝祭。収穫をお祝いする日です。日本の秋祭りも、ハロウィンも、秋には収穫を感謝するお祭りがいろいろあります。サンクスギビングデーの由来は宗教的なものではなく、アメリカに渡ったピューリタンが農耕がうまくいかず、餓死者が出るほど困っていたときに助けてくれた原住民を招いて、ともに祝宴を開いたことが始まりのようです。そして、この日には七面鳥の丸焼きを食べるのが定番だそうです。


2025年11月27日木曜日

アイフォンと 心新たに 撮りまくろう


 スマホを替えました。最新のiPhone17Proです。今までは小型で持ち運びやすいiPhoneSE(第2世代)だったのですが、バッテリーが1日もつかどうかでした。OSはぎりぎり最新の26も対応してくれていますが、そろそろ対応されなくなるのではないかと危惧しています。カメラもしょぼいため、写真はかさばるデジカメを持って撮っていました。

そこでこの際、値段は高いですが、最新の機種でカメラも広角・超広角・望遠と三つのレンズの付いたこの機種にしました。

これでデジカメを持ち歩かなくても済みます。ばりばり撮って、大事に何年も使っていこうと思っています。

2025年11月26日水曜日

何本か 依佐美の鉄塔 送信所


先日、愛知県刈谷市南部をウォーキングしました。途中、依佐美(よさみ)送信所記念館に寄りました。これは、昭和4年に建設された無線送信所で、太平洋戦争で開戦の「ニイタカヤマホボレ」という有名な暗号を送信した送信所の一つです。そのため、「もしまた戦争が始まったらここにまずミサイルが飛んでくる」なんて噂もありました。

250mもあり、遠くからでもよく見えるのですが、8本もあり、その位置・角度によって重なるため何本かよく分からず、「お化け鉄塔」などといわれました。残念ながら平成6年に取り壊され、現在ではその一部と記念館が残っているだけです。

 

2025年11月25日火曜日

聚楽園 昭和を思う 大仏殿


 昨日、愛知県東海市にある聚楽園(しゅうらくえん)付近をウォーキングしました。鎌倉の大仏と見違えるほどの立派な大仏があります。しかし、大きな違いが二つ。鎌倉時代に作られた鎌倉大仏に比べて、こちらは昭和2年建立、また銅で作られた鎌倉大仏に比べて、こちらは鉄筋コンクリート製。そう考えると、なんかなあと思いますが、それでも、昭和、平成、令和と三つの時代を見てきて、間もなく100年になります。

昭和の軍国主義、戦争、戦後、高度成長、バブル、その後、などを見てきてどんなことを感じているでしょうか。

2025年11月24日月曜日

収穫に 感謝する日 新嘗祭 勤労感謝に 変化するなり


 昨日は勤労感謝の日、日曜日だったので今日が振替休日です。「勤労感謝の日」って何だろうと調べてみると、戦前までは「新嘗祭(にいなめさい)」だった日です。一年の豊穣に感謝をする行事で、今でも皇室では大切な神事として行っています。

一年の豊かな収穫を神様に感謝していたのを、戦後GHQの指示により、一年の勤労に感謝することになりました。しかし考えてみると、すっかり農家も減り、国民のほとんどが会社員・公務員になっていますので、皮肉にもちょうど時代に合うことになりましたね。

2025年11月23日日曜日

人ともに ワンワンニャンニャン ペットの日


 昨日11月22日は「良い夫婦の日」とご紹介しましたが、そのほか「ペットたちに感謝する日」でもあります。「ワンワンニャンニャン」という犬や猫の鳴き声から名付けられたようです。

わが家には犬も猫もいませんが、シマリス、セキセイインコ、メダカ、ミナミヌマエビを飼っています。毎日の世話は大変ですが、こんな小動物でもかわいくて癒やされます。まして、犬や猫ならかわいくてしょうがないでしょうね。

昔から人とともに生活しているペットたち、かけがえのない存在ですね。ぜひ感謝の気持ちをもって、最期まで仲良く責任をもってともに暮らしていきましょう。

2025年11月22日土曜日

鴛鴦は 毎年替わって 良い夫婦



今日は「良い夫婦の日」だそうです。でも、よく考えてみると、良い夫婦ってなんでしょう。仲良く見えても、実は冷め切っていたり、不倫していたり、逆に喧嘩ばかりしているけど、根っこのところでは信頼し合っていたり、いろいろな夫婦がいますよね。言葉だけ「良い夫婦」と言われてもなあと思います。

とても仲の良い夫婦のことを「鴛鴦(おしどり)夫婦」といいますが、鴛鴦は仲良くしていてもその付き合いは1年だけ、翌年はまた別の異性と仲良くしています。それは危険の多い鴛鴦にとっては合理的だと思います。でも、人間でこれをすると、とんでもない奴だと言われますよね。(うらやましいかもしれませんが…)

2025年11月21日金曜日

県民の日 学校ホリデー 愛知県


 今日は、私の勤務校は、県民の日学校ホリデーでお休みです。他県の人にはよく分からないと思いますが、今の大村知事になってから、この時期に、家族の親睦を深め体験活動をしましょう、という趣旨で休校日を設けなさいということになりました。それで親の有給休暇を取得させるのも狙いのようです。11月21日~27日の間に市町村単位で決めなさい、ということで今年の場合、三河地区や、尾張北部で21日(金)に、名古屋市や尾張南部で25日(火)にとるようになっているようです。いずれにしても土日休日の3連休とくっつけて4連休になります。

実際に家族とともに有意義に過ごせるかはわかりませんが、休みになるのはありがたいですね。

2025年11月20日木曜日

木枯らしに イチョウ吹雪が 舞い上がる


 北国で大雪の便りが聞かれるこのごろ、こちらではイチョウ並木が見頃を迎え、時折吹く冷たい北風にイチョウの落ち葉が舞い上がっています。赤い紅葉も美しいですが、イチョウの黄色も並木になるとなかなか壮観です。

2025年11月19日水曜日

もう寒波 北日本は 雪景色


 ほんの1か月前まで夏の陽気でしたが、もう寒波が襲来して、北海道、東北北部では雪化粧です。青森県酸ヶ湯で積雪1m、北海道各地で数十㎝、札幌市でも20㎝とかなりの積雪量です。気温も氷点下までぐっと下がっています。愛知県ではそれほどではありませんが、日中でもあまり気温が上がらず、肌寒くなってきました。

近年、秋も春も1か月ほどしかなく、夏と冬が異様に長い感じがします。これも地球温暖化の影響でしょうか。

2025年11月18日火曜日

人が減り 熊の王国 秋田県


 人口減少率日本一の秋田県(人口88万人)でまた熊の事件が起きました。北部の能代市(人口5万人)のイオンの店内に熊が現れ、駆除されたとのことです。イオンは能代市中心部の駅近くにあるそうで、そんなところまで熊が現れるようになりました。以前は秋田市(人口30万人)の駅近くの桜の名所、千秋公園という大きな公園で熊の目撃情報もありました。人が減少して、熊がわが物顔で出没している感じです。そのほかにも多数の被害や目撃情報がありますので、早急に手を打たないといけないですね。

いまだに「かわいい」とか、「かわいそう」とか言って電話をかけてくる人がいるそうですが、そんなことを言っている場合ではありません。人の命に関わる問題です。

2025年11月17日月曜日

紅葉の 燃え出すような 赤と黄


 愛知県では豊田市足助地区の香嵐渓が紅葉の名所で、見事な紅葉が見られます。しかし、余りに有名で、そこに行くまでに長時間の渋滞、そして駐車場が満車、着いたところで、紅葉を見るのか人並みを見るのかというぐらい人が多くて、とても落ち着いて見られません。

そこで、足助地区を迂回して稲武地区の大井平公園に行きました。素晴らしい赤や黄色の紅葉が燃え出さんばかりに広がっていました。日本人で良かったなと心から思いました。その後、その背後にある夏焼城ヶ山に登りました。登り1時間、下り30分ほどの低山ですが、遠く白山、御嶽山、恵那山などの展望が広がり、これまた満足のいくものでした。

2025年11月16日日曜日

四回目 どこまで飛ばす 大谷は


アメリカ大リーグの年間MVPが発表され、日本の誇る大谷翔平選手が3年連続、4回目の受賞をしました。それも満票での選出です。おめでとうございます!今ではたくさんの日本人が大リーグ入りをしていますが、あのイチロー選手でも松井秀喜選手でもできなかった大偉業です。しかもまだ31歳。これから、さらに活躍して記録を伸ばしていきそうです。

ワールドシリーズMVPの山本由伸選手、抑えに転向して活躍した佐々木朗希選手など、日本人選手の活躍が近年、めざましいですね。

2025年11月15日土曜日

七五三 成長願う 親心


 今日11月15日は七五三です。その由来は、三歳女子は、それまで剃っていた髪をこれからは伸ばす、五歳男子は、袴を履き始める、七歳女子はそれまでの細いひもをやめ、幅の広い帯を締め始める、ということだそうです。11月は収穫の月、15日は満月で鬼が出てこない日だそうです。また、千歳飴は、この飴のように長寿を願っているそうです。地方によって諸説あるようですので、これは一例です。

いずれにしても、子供の健やかな成長を願う親心の表れです。特に昔は子供の死亡率が高かったので、切実だったのでしょう。神社などで子供に着物を着せてお参りしている親御さんの優しい気持ちが伝わってきますね。

2025年11月14日金曜日

栗拾い 今日のおかずは 栗ごはん


 先日、勤務校で栗拾いをしました。学校は小高い丘(古墳?)の上にあり、その斜面に何本か栗の木があります。長袖、長ズボンに軍手をはめ、火ばさみを持って、万全の態勢です。

驚くほどたくさん拾うことができ、子供たちは大喜び。一人2・30個はありそうです。その晩のおかずに栗ご飯が出た家庭も多いでしょう。

私も以前、山でたくさん栗を拾って、家内が喜ぶだろうと思って帰ったのですが、意に反して渋い顔をされました。というのも、外の皮をむくのも大変、中の皮はもっと大変(私も手伝いました)、それから調理をして栗ご飯を作ってくれましたが、「もう、二度と拾ってこないで」と言われてしまったことがあります。

2025年11月13日木曜日

千倍も 大きく育て 大根よ


 2週間ほど前に種をまいた大根が双葉を出し始めました。時期的にちょっと遅いのですが、順調に育てば2月頃には収穫できるでしょうか。

それにしても、大根の種は1㎜ほど、収穫した大根は大きいと1mほど。実に千倍も育ちます。これは長さの比ですが、体積にしたら100㎜×100㎜×1000㎜で、千万倍になります。生き物の生命力というのはすごいものですね。

すくすく育って、わが家の台所を賑わわせてほしいものです。

2025年11月12日水曜日

一面の 秋桜畑 絨毯に


 先日、サイクリングの途中、一面に広がる秋桜(コスモス)畑を見つけました。休耕田に種をまいたのだと思いますが、大きく広がる様子は絨毯(じゅうたん)のようでした。

とてもきれいな情景でしたが、食糧自給率の低い我が国にとってこれでいいのかな、何か作物を植えることはできないのかな、と疑問に思いました。また、こうして休耕田や荒れ地が広がることで、熊が里に近づき、被害を及ぼしているのではないかという指摘もあるのですが、どうでしょうか。

2025年11月11日火曜日

チンアナゴ 仲良く並んで ゾロ目の日


 今日11月11日は、1が四つも並び、視覚的に面白い日です。そのため記念日が多く、あるサイトでの調査では46個もあったそうです。そのうち、「ポッキー&プリッツの日」などは有名ですね。
私が面白いと思ったのは、「チンアナゴの日」。水族館の人気者で、頭を少し曲げその下をまっすぐ直立する姿は、まさに1の字です。それがまた、たくさん並んで、驚くと一斉に引っ込む様子がかわいいですね。4匹並ぶとちょうど「1111」になります。

ちなみに、チンアナゴには3種類あって、灰白色の体に暗色の斑点のチンアナゴ、黄色と白の縞模様のニシキアナゴ、茶色の体に白い点々模様があり、体長は70cmほどのホワイトスポッテッドガーデンイールがあるそうです。縄張り争いなどせず、仲良く混在しているようです。平和ですね。

2025年11月10日月曜日

夕日に映える コキアの軍団 赤マリモ


 散歩をしていると、赤くまん丸の小さな木が目につきます。コキアという1年草です。

箒に使われることから、「ホウキ草」「ホウキ木」とも呼ばれ、秋田では、その実を「とんぶり」といって食べています。たくさん植わっていると、赤いマリモが転がっているように感じます。コキアという名前は、ドイツの植物学者Koch(コッホ)から名付けられたそうです。

夕焼けの中、真っ赤に紅葉したコキアの集団を見かけると、息を呑む美しさです。

2025年11月9日日曜日

お互いを 信じて未来へ バトンパス


 今、近隣の小中学校では、運動会(体育祭)がたけなわ。週末になれば常にどこかの学校で運動会をしています。私の勤務校でも昨日、運動会がありました。

思えば、コロナ禍で一時、運動会は中止したり、学年ごとになったりしました。その後、再開されるようになりましたが、種目はずいぶん減り、午前中で終わってしまいます。そんな中、どこの小学校でも、低学年は徒競走とダンス、高学年はリレーとソーラン節が定番になってきました。

しかし、種目が減っても、子供たちの懸命さと目の輝きは変わりません。特に、リレーとソーラン節は運動会の華として、大いに盛り上がっています。

2025年11月8日土曜日

寒風に たわわに実る 柿の木々


 木枯らし一号が吹いてから、だんだん風が冷たくなってきました。そんな中、枝がしなるほどたくさんの実をつけた柿の木々を見つけ、生命力の強さとけなげさを感じました。

それにしても、つい2・3週間前まで夏の格好をしていたのに、もう冬のようで、本当に秋が短くなりましたね。さあ、冬支度をしなければ…。

2025年11月7日金曜日

すすきの穂 夕日に映えて 逆襲だ


 あちらこちらですすきの穂が開き、夕焼け空を背景に日本らしい風情ある景色が見られます。これぞ日本の原風景だという感じです。

11月2日にも書きましたが、以前はアメリカ原産のセイタカアワダチソウが日本の野山を席巻するのではないかと心配されていましたが、すっかりすすきなどと共存し仲良く生存しています。そして、今やアメリカにすすきが進出し、どんどん広まっているそうです。恐るべし日本の底力。

余りご存知の方は少ないと思いますが、私の大好きなイギリスのプログレッシブ・ロック・グループ、ジェネシスの「巨大ブタクサの逆襲」という曲を連想してしまいます。これはロシアで発見した巨大ブタクサを探検家がロンドンに持ち帰ったことから、大繁殖し広がっていくという寓話的な曲です。今や世界はグローバル化し、あちらこちらで同様のことが起こっていると思います。

2025年11月6日木曜日

謎だけど 大学芋は 甘い秋


昨日、夕食の付け合わせに大学芋を作り、家族でおいしく食べました。そこで、どうして「大学芋」というのか疑問に思い、調べました。しかし、誰もその由来は分からないままのようです。一番有力なのは、「東京神田の学生街で売り出され、大学生が好んで食べた」という説ですが、この他にも諸説あり、どれも決定打に欠けるようです。

名前の由来はともかく、秋、ほくほくしたさつまいもは、焼き芋も大学芋も甘くておいしいですね。それで十分なのかもしれません。学校の給食で出ると、皆競って食べ、余りがあると必死の声でじゃんけんをして奪い合っています。

2025年11月5日水曜日

副議長 「人知らずして うらみず」と 謙虚な心 町の安全


 全く信じられないニュースを見ました。北海道積丹町で9月27日に、町議会副議長の海田一時氏の自宅近くに設置された箱罠に、体重284キロの巨大なヒグマが捕獲された際、地元猟友会の人が氏名を尋ねたところ、「誰にものを言っているのか」と怒りだし、その上、危険なのでその場を離れるように言うと、それを拒否。その上「こんなに人数が必要なのか。金もらえるからだろ。俺にそんなことするなら駆除もさせないようにするし、議会で予算も減らすからな。辞めさせてやる」と言い放ったそうです。それに激怒した猟友会は、その後の度重なる熊の出没による駆除依頼を「謝罪をしない限り出動しない」と拒否。さらに、それに対して副議長は「俺は悪くない」と謝罪を拒否して、事態が暗礁に乗り上げたままになってしまいました。
そんな中、積丹町の役場への爆破予告があり、地元の子供や大人たちが楽しみに準備してきた「積丹町文化祭」が急きょ中止に追い込まれたそうです。地元の人たちがかわいそうです。

そもそも、猟友会の人が副議長の顔を知らないからと言って怒り出すのが情けない。中学校の国語の教科書にも出てくる「論語」の中で孔子が「人知らずしてうらみず、これ君子ならずや」と言っています。「人が自分のことを知らないからと言って怒らない(人が知らないのはまだ、自分の徳が足らないからだ)。それが、徳の高い人だ」という意味です。自分のことを知らないのは、まだ、自分の努力や実績が足らないからだと考え、さらに研鑽を高めていけば良いのです。それを怒りだして、その上、お金が…とか、辞めさせてやる…とか、論外です。猟友会の人が1回出動して得られるお金は、3000円程度だそうで、その程度のお金で町民の命を守ってくれているのはありがたいことです。それに全国的にハンターが減っている現状でこの人たちを辞めさせたら、その後のなり手はいません。お山の大将のような下らないプライドを捨てて、感謝の気持ちを持って謝罪すべきです。それが、町を守る町議会の副議長のすべきことです。また、爆破予告をした人も、頭にきたとは思いますが、もう少し冷静に対処して欲しいと思います。

2025年11月4日火曜日

天皇の 誕生日だった 文化の日


 昨日は「文化の日」で祝日でした。で、文化の日って何?

もともと11月3日は明治天皇の誕生日で、明治時代は「天長節」、大正以後は「明治節」といってお祝いしていました。戦後、日本国憲法ができ、1946年11月3日に公布をしました。そこで、政府は11月3日を「憲法記念日」にしようとしたのですが、ここでGHQが「新憲法と天皇が結びつくのはよくない」と考え、ちょうど半年後の5月3日を「憲法記念日」に変更しました。それで、11月3日は「自由と平和を愛し、文化をすすめる日」として「文化の日」にしたそうです。

いろいろいわくのある日ですね。また、この日は「晴れの特異日」だそうで、そういえば昨日もとても良い天気でしたね。

2025年11月3日月曜日

天を衝く デジタルタワー 瀬戸にあり


 昨日は、陶器の町・瀬戸市から、住みたい町ランキング1位・長久手市へウォーキングしました。途中瀬戸市の山の中に、天を衝くようなタワーがあります。濃尾平野に地デジの電波を送るテレビ塔です。1954年以来、名古屋市栄にあるテレビ塔(現・中部電力MIRAI TOWER、180m、国の重要文化財)がデレビの電波を送っていましたが、老朽化のためデジタル化に対応できず、新たにこの地にデジタル専用のタワーが作られ、2004年以降デジタル放送を行っています。高さが245mあります。東京スカイツリー(634 m)には遠く及びませんが、小高い山の上にありますので、濃尾平野を網羅するには十分です。


2025年11月2日日曜日

誤解され 駆除でも繁茂 泡立草


 今の時期、都会でも田舎でも空いている土地があればどこでも咲いているセイタカアワダチソウ(背高泡立草)。50年ほど前、私は高校の生物部員として、名古屋市内の分布調査をしました。それは帰化植物として、ススキを駆逐し、日本中を席巻するのではないかと恐れられていたからです。そして、セイタカアワダチソウは花粉症を引き起こす主因とも考えられていました。

しかし、今ではセイタカアワダチソウは虫媒花なので、花粉は大きく、花粉症にはならないと考えられています。また、分布も日本中に広まりましたが、ススキと共存し、ほどほどのところで収まっています。

逆に、今ではススキがアメリカで猛烈な勢いで広まって、既存の植物に取って代わろうとしているそうです。日本のススキ、恐るべし。

2025年11月1日土曜日

唯一の 国産旅客機 YS11


 ウォーキングで、愛知県小牧市にある県営名古屋空港(旧名古屋空港)に行ってきました。国際線などのメイン空港は新しい中部国際空港(セントレア)に移っていますので、本数は少なく、私が見ている間には飛行機の発着はありませんでした。

しかし、施設がいろいろ新しくなっていて、今日行った「あいち航空ミュージアム」には、たくさんの飛行機が展示され、飛行機にまつわる展示がいろいろありました。その中でも日本唯一の国産旅客機といわれるYS11の実機の展示が大きくて圧巻でした。日本の技術力の高さが垣間見られました。

2025年10月31日金曜日

ハロウィンで みんなが楽しく 過ごそうよ


 今年もハロウィンがやってきました。信仰心がなく、どんな宗教の行事でも受け入れてしまう日本人にはぴったりの行事かも。そもそもアイルランドのケルト人のお祭りが起源だとか言われますが、アメリカに入って単なるイベントになってしまいました。私が子供の頃にはこんなお祭りはなかったのですが、いつの間にか日本でも定着してしまいました。

でも、それが仮装大会のようになってきて、街中で集まって大騒ぎ、果てには大勢の人が将棋倒しになったり、ものを壊したり、喧嘩をしたり、日頃の憂さ晴らしのような感じです。

楽しみたい人は楽しめば良いのですが、人に迷惑をかけないように、すべての人が楽しめる配慮が必要だと思います。

2025年10月30日木曜日

マムシグサ ウラシマソウも 毒の赤


 寧比曽岳に登っていたときのこと、まだ山はほとんど紅葉していませんでしたが、その中でひときわ目立つ真っ赤な10㎝ほどの実を発見。マムシグサの実です。花は左側に描いたような変わった形で初夏に咲きます。このマムシグサは、ウラシマソウとそっくり(いずれもサトイモ科)で区別が付けにくいのですが、①ウラシマソウは下の方で葉と別れて咲き、マムシグサは上の方で葉と同じ茎に咲くこと、②マムシグサの茎にはマムシのようなまだら模様がある(これが名前の由来)ことが、見分け方のようです。

いずれも強い毒があるそうですので、間違って食べないように気をつけましょう。

2025年10月29日水曜日

笑顔での 固い握手だ 日米は


 トランプ米大統領が来日し、高市首相と会談しました。

新首相が就任直後に来日し、こんなに仲良く終始笑顔で会談し、互いに強い信頼関係を感じさせたのは初めてのことだと思います。高市首相の英語力、安倍政治の後継者、歯切れ良い発言など要因はいろいろあると思いますが、今後の日米関係がさらに強固なものになっていくように感じられ、大いに期待が高まります。

2025年10月28日火曜日

おいしそう 命を懸ける 価値あるか


 先日の登った寧比曽岳で、いろいろな種類のきのこを見つけました。見ているととてもおいしそうに感じてしまいますが、私は決して採りません。だって、命が惜しいですから。

この前見ていたテレビ番組で、食中毒が多いのは、梅雨の6・7月ではなく10月だと言っていました。それは、秋のきのこを食べるせい。実はきのこの8・9割は食べられないのだそうです。よく食卓に出るきのことよく似た毒きのこもあるようですので、私は怖くて食べられません。命懸けで食べるきのこなんてこの世にありませんから。

2025年10月27日月曜日

小気味よく 歯切れ良い声 三女傑


 高市内閣では3人の女性大臣が誕生しました。高市早苗総理大臣、片山さつき財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)、小野田紀美内閣府特命担当大臣(クールジャパン戦略、知的財産戦略、科学技術政策、宇宙政策、人工知能戦略、経済安全保障)です。

動画を見ていると、3人ともこれまでのおじいさん大臣と違って、実にはきはきと歯切れ良くものを言います。それだけ、頭の回転が速く、知識や語彙が豊富で、自分の政策に自信を持っているということでしょう。だから、マスコミや野党、果ては中国・韓国に対しても忖度なく、思ったことを堂々と発言していて、見ていてとても気持ちよいです。全く頼もしい限りで、このまま日本の発展に貢献していただけることを、大いに期待しています。

余計なスキャンダルで失脚したり、変に右傾化したりしないことを祈っています。

2025年10月26日日曜日

温暖化 熊の生活 おびやかす


 このところ連日のように、熊による人的被害のニュースが報じられ、心を痛めています。考えられる理由は以下の通りです。

1 どんぐりの減少…温暖化でどんぐりを作る木のサイクルが変化し、近年は毎年のようにどんぐりの不作が続き、熊の主たる餌が減り、餌を求めて里に下りてくる。

2 農村の過疎画…農村で空き家や耕作放棄地が増えて、人の活動が見られなくなり、熊が人里に降りて来やすくなった。

3 熊の個体数の増加…熊の一番の天敵である人間が狩猟をしなくなったので、個体数も増えているようです。

特に、どんぐりの不作が一番の要因で、地球温暖化の影響が大きいと思われます。秋にどんぐりをたくさん食べて、冬眠に備えたいのにどんぐりがない。そういう意味では、熊も被害者です。でも、だからといって、「熊を殺すな」と何時間も役場に電話をして業務を妨害する人は論外です。一度、人間や人里の味を覚えた熊は、別のところで放してもまた、人里に降りてきて人を襲います。残念ですが、駆除するのが一番ですね。